病院とクリニックの違い

看護師が小児科で働きたいと考えて求人を探している場合、知っておくと良いポイントがあります。
施設によって小児科の果たしている役割には違いがあり、仕事での様子にも大差が生じています。
必然的に看護師が現場でどのような役割を担わなければならないかも違うため、希望している形で働けるかどうか大きく左右されます。
小児科の求人を選ぶ上で重要なのが、どのようなケアをしていきたいかを考えておくことです。

わかりやすいのが、病院とクリニックの違いです。
一般的に子供の体調が悪い場合はクリニックで診察を受け、治療を進めてもらえるなら病院に行くことはありません。
検査を受けてクリニックでは対処するのが困難だと判断された場合、病院を紹介されます。
看護師の立場からすれば、日常的によくある上気道感染や蕁麻疹などの対応が多いのがクリニックなのに対し、COPDや若年性認知症などの比較的希少で治療や診断が難しいケースを扱うのが病院になります。
看護に必要なスキルにも知識にも違いがあるのは明らかでしょう。

もっと細かく見ていくと、クリニック間、病院間にも役割の違いがあります。
受診する小児の年齢層に違いがあることも多く、就学前の小児ばかりのクリニックもあれば、小学生ばかりというクリニックもあります。
その現場ごとに看護師に求められる能力も違えば、任される業務内容なども異なっています。
どのような役割を果たしていきたいかを考え、自分なりに判断して求人を選ぶことが大事です。